なぜホームページの更新が必要なんですか?
答え:更新しないと、顧客が「騙された」と感じてクレームになる。
ホームページを作ったら、それで終わりじゃないの? なぜ更新が必要なの?
理由は簡単です。
ホームページと現実が一致しないと、 顧客が「騙された」と感じるからです。
ホームページと現実が一致しないとどうなるか
顧客の心理
期待:
ホームページを見る
→ 「この商品が欲しい!」
→ 「このスタッフに相談したい!」
→ 「この価格なら買える!」
→ お店に行く
現実:
お店に着く
→ 「商品がない…」
→ 「スタッフが辞めている…」
→ 「価格が違う…」
→ 「騙された!」
結果:
- 怒り
- 不信感
- クレーム
- 二度と来ない
- 悪評を拡散
具体的なトラブル例
トラブル1: 目玉商品が廃盤
ホームページ:
新発売!人気No.1商品
〇〇セット 19,800円
現実:
顧客:「ホームページで見た〇〇セットください」
店員:「申し訳ございません、その商品は3ヶ月前に廃盤になりました」
顧客:「え…?ホームページにはまだ載ってますけど?」
店員:「ホームページの更新が…」
顧客:「騙された!もういい!」
どうなるか:
- 顧客は怒って帰る
- Googleビジネスに悪評を書かれる
- 「ホームページと商品が違う」とSNSで拡散
トラブル2: 会いたかったスタッフが退職
ホームページ:
スタッフ紹介
田中太郎(営業歴10年、お客様満足度No.1)
「お客様に寄り添った提案をします!」
現実:
顧客:「田中さんに相談したいです」
受付:「田中は半年前に退職しました」
顧客:「え…?ホームページには載ってますけど?」
受付:「更新していなくて…」
顧客:「わざわざ遠くから来たのに!」
どうなるか:
- 顧客は怒って帰る
- 「無駄足を踏まされた」と悪評
- 信頼を失う
トラブル3: 写真と実物が違う
ホームページ:
(プロが撮影した美しい料理写真)
当店自慢の特製ハンバーグ 1,500円
現実:
(出てきた料理が写真と全然違う)
顧客:「…これ、写真と違いますよね?」
店員:「あれは開店当初の写真で…」
顧客:「詐欺じゃないですか!」
どうなるか:
- 食べログに「写真詐欺」と書かれる
- Instagramで「実物と全然違う」と晒される
- 二度と来ない
トラブル4: 価格が変わっている
ホームページ:
春の特別キャンペーン!
通常5,000円 → 特別価格3,000円
現実:
(キャンペーンは半年前に終了)
顧客:「ホームページで3,000円って書いてあったんですけど」
店員:「あれは春のキャンペーンで、今は通常価格です」
顧客:「今も載ってますよ!詐欺ですか?」
どうなるか:
- 「誇大広告」とクレーム
- 消費者センターに通報される可能性
- 悪評が広がる
トラブル5: 営業時間が変わっている
ホームページ:
営業時間:10:00〜20:00
定休日:なし
現実:
(2ヶ月前から営業時間変更、日曜定休に)
顧客:19時に来店
→ すでに閉店
顧客:「ホームページには20時まで営業って書いてあるのに!」
どうなるか:
- Googleビジネスに「営業時間が違う」と悪評
- 遠方から来た顧客は特に怒る
- 信頼を失う
期待と現実のギャップが怒りを生む
人はなぜ怒るのか
心理メカニズム:
1. ホームページを見て期待する
2. 期待が膨らむ
3. 時間やお金をかけて来店
4. 期待したものが得られない
5. 裏切られたと感じる
6. 怒り
重要:
- わざとじゃなくても、結果的に「騙した」ことになる
- 更新を怠っただけで、信頼を失う
インターネットの怖さ
悪い噂はすぐに広がる
拡散経路:
1. Googleビジネスに悪評
★☆☆☆☆ 1.0
「ホームページと実際の商品が全然違いました。
詐欺です。二度と行きません。」
影響:
- これから来る顧客が見る
- 評価が下がる
- 新規顧客が来なくなる
2. SNSで拡散
Twitter(X):
「〇〇店、ホームページと実物が全然違った。
写真詐欺すぎる。みんな騙されないで!」
→ 数千リツイート
→ 悪評が一気に広がる
3. 食べログ・Yelpなどの口コミサイト
「ホームページに載っていた商品がない。
スタッフの対応も悪い。
最悪でした。」
一度ついた悪評は消えない
事実:
- インターネットの情報は残り続ける
- 削除できない(他人が書いた口コミ)
- 検索すると永遠に出てくる
例:
「〇〇店 評判」で検索
→ 悪評が上位に表示
→ 新規顧客が来なくなる
更新しないコスト
コスト1: クレーム対応
更新する手間:
商品情報の更新:30分
スタッフ紹介の更新:15分
価格変更:10分
合計:1時間以内
クレーム対応の手間:
クレーム電話対応:30分
謝罪文作成:1時間
上司への報告:30分
再発防止策の検討:1時間
合計:3時間以上
どちらが楽ですか?
コスト2: 悪評による売上減少
試算:
Before(ホームページ更新あり)
月間新規顧客:100人
平均単価:5,000円
月間売上:500,000円
After(悪評が広がった)
月間新規顧客:50人(半減)
平均単価:5,000円
月間売上:250,000円
差額:-250,000円/月
年間損失:-3,000,000円
たった1時間の更新作業を怠っただけで、年間300万円の損失。
コスト3: スタッフのモチベーション低下
スタッフの気持ち:
「ホームページが古いまま…」
「お客さんに怒られるのは私たち…」
「会社はちゃんと管理してくれない…」
→ モチベーション低下
→ 離職
どれくらいの頻度で更新すべきか
即座に更新すべき情報
1. 商品の廃盤・在庫切れ
商品がなくなった時点で即座に削除
または「在庫切れ」と明記
2. 価格変更
価格が変わった時点で即座に更新
古い価格が残っていると「誇大広告」になる
3. 営業時間の変更
営業時間が変わった時点で即座に更新
Googleビジネスも同時に更新
4. 定休日の変更
臨時休業も含めて即座に更新
「本日臨時休業」などお知らせを掲載
1週間以内に更新すべき情報
1. スタッフの退職
退職後1週間以内に削除
または「退職しました」と明記
2. 新商品・新サービス
発売開始後1週間以内に掲載
月1回は更新すべき情報
1. お知らせ・ブログ
月1回は何か投稿する
「更新されているサイト」と認識される
SEOにも有利
2. 写真
古い写真は定期的に差し替え
季節感を出す
更新を楽にする方法
方法1: 更新担当者を決める
体制:
商品担当:商品情報の更新
総務担当:スタッフ情報の更新
店長:営業時間・お知らせの更新
ポイント:
- 誰が更新するか明確にする
- 責任の所在を明確にする
方法2: 更新マニュアルを作る
マニュアル内容:
- WordPress管理画面へのログイン方法
- 商品情報の更新手順
- スタッフ情報の更新手順
- お知らせの投稿手順
効果:
- 誰でも更新できる
- 属人化を防ぐ
方法3: 更新チェックリストを作る
チェックリスト例:
□ 廃盤商品を削除
□ 在庫切れ商品に「在庫切れ」表示
□ 価格変更を反映
□ 退職スタッフを削除
□ 営業時間変更を反映
□ お知らせを投稿(月1回)
方法4: 外注する
外注先:
- ホームページ制作会社
- フリーランスのWebデザイナー
費用:
- 月額5,000〜20,000円
メリット:
- 更新作業の手間が省ける
- プロがやるのでミスが少ない
よくある質問
Q1: 更新しなくても問題ない情報ってある? A: 会社概要、沿革など、変わらない情報は更新不要。
Q2: 更新頻度が低いとSEOに悪影響? A: はい。定期的に更新されているサイトの方が検索順位が上がりやすい。
Q3: 更新作業は誰がやるべき? A: 社内で担当者を決めるか、外注。「誰でもできる」が理想。
Q4: 古い情報をそのまま放置するとどうなる? A: クレームになる。悪評が広がる。売上が減る。
Q5: Googleビジネスの情報も更新すべき? A: 絶対に。Googleビジネスの情報が間違っていると、さらに悪評が広がる。
トラブルシューティング
問題1: 更新する時間がない
対処法:
- 外注する
- スタッフに割り振る
- 最低限の情報だけでも更新
問題2: 誰が更新すべきかわからない
対処法:
- 更新担当者を明確に決める
- マニュアルを作る
- 定期的に確認する体制を作る
問題3: 更新方法がわからない
対処法:
- ホームページ制作会社に聞く
- マニュアルを見る
- 外注する
まとめ:更新しないコストの方が高い
更新しないと起こること
❌ 顧客が「騙された」と感じる ❌ クレームになる ❌ 悪評が広がる ❌ 売上が減る ❌ スタッフのモチベーション低下
更新することで得られるもの
✅ 顧客の信頼 ✅ クレームの減少 ✅ 悪評の防止 ✅ 売上の維持・向上 ✅ スタッフのモチベーション維持
更新の頻度
- 即座に更新: 商品廃盤、価格変更、営業時間変更
- 1週間以内: スタッフ退職、新商品
- 月1回: お知らせ、ブログ
更新を楽にする方法
- 更新担当者を決める
- 更新マニュアルを作る
- 更新チェックリストを作る
- 外注する
結論
ホームページの更新は、顧客との約束を守ること。
更新する手間:1時間 クレーム対応の手間:3時間以上 悪評による売上減少:年間数百万円
どちらが高くつきますか?
ホームページと現実を一致させてください。 それが顧客への誠実な対応です。
更新しないコストの方が、はるかに高くつきます。
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