有料ドメインは本当に必要ですか?
答え:必要です。年間1,500円で会社の信頼が変わります。
レンタルサーバーの初期ドメイン(無料)で十分じゃない? わざわざお金を払ってドメインを取る必要ある?
その気持ち、わかります。
でも、無料ドメインのままだと、 気づかないうちに損をしています。
無料ドメインと有料ドメインの違い
無料ドメイン(初期ドメイン)とは
例:
https://company-abc.xsrv.jp
https://company-xyz.sakura.ne.jp
https://my-company.conoha.jp
特徴:
- レンタルサーバー契約時にもらえる
- サーバー会社のサブドメイン
- 追加費用なし
有料ドメイン(独自ドメイン)とは
例:
https://company-abc.com
https://company-xyz.co.jp
https://my-company.jp
特徴:
- 自分で取得する
- 会社名やサービス名を使える
- 年間1,000〜5,000円程度
無料ドメインのままだと損をしている
損1: 取引先に比較されたときに不利
あなたが取引先を選ぶ立場だとします。
候補が3社あります:
A社:
会社名:株式会社Aコーポレーション
ホームページ:https://a-corporation.co.jp
B社:
会社名:株式会社Bカンパニー
ホームページ:https://b-company.com
C社:
会社名:株式会社Cエンタープライズ
ホームページ:https://c-enterprise.xsrv.jp
どの会社に依頼しますか?
おそらく、A社かB社を選ぶでしょう。 C社は「なんか不安」と感じませんか?
理由:
.xsrv.jp
は、レンタルサーバーの無料ドメイン- 「お金をケチっている」印象
- 「IT に弱い会社」と思われる
- 「信頼できるのか?」と不安になる
損2: 情報弱者として狙われる
こんな営業メールが来ていませんか?
件名:ホームページ制作のご提案
御社のホームページを拝見しました。
SEO対策が不十分です。
弊社にお任せください。
初期費用30万円、月額5万円で対応します。
なぜこんなメールが来るのか?
- 無料ドメインのサイトをリストアップしている
- 「この会社はITに弱い」と判断されている
- カモにできると思われている
有料ドメインの会社には:
- こういう営業メールは来ない
- まともな営業メールが来る
損3: 社員が会社を自慢できない
無料ドメインの場合:
社員が友人に:
「うちの会社のホームページ、見てみて!」
友人:「え、これ…xsrv.jp?レンタルサーバーの無料やつじゃん」
社員:「…(恥ずかしい)」
有料ドメインの場合:
社員が友人に:
「うちの会社のホームページ、見てみて!」
友人:「おお、ちゃんとしてるね!かっこいい!」
社員:「そうなんだよ!」(誇らしい)
損4: 社員のモチベーションに影響
しょぼいホームページだと:
- 社員が会社を自慢できない
- 家族や親戚に見せられない
- 求人に応募が来ない(会社のイメージが悪い)
ちゃんとしたホームページだと:
- 社員が誇りを持てる
- 家族に「うちの会社すごいでしょ」と言える
- 求人にも良い人材が集まる
損5: 本社がしょぼいのと同じ
想像してください:
パターン1: 本社がしょぼい
本社:築50年のボロボロな雑居ビル
社員:「なんでこんなところで働いてるんだろう…」
パターン2: 本社がちゃんとしている
本社:きれいなオフィスビル
社員:「この会社で働けて誇らしい!」
ホームページも同じです。
- ホームページは会社の顔
- しょぼいホームページ = しょぼい会社
- 社員のプライドに直結する
有料ドメインのコスト
年間いくらかかる?
ドメインの種類別:
ドメイン | 年間費用 | 用途 |
---|---|---|
.com | 1,500円程度 | 一般的な企業 |
.jp | 3,000円程度 | 日本の企業 |
.co.jp | 4,000円程度 | 株式会社・有限会社専用 |
.net | 1,500円程度 | ネットワーク関連 |
.info | 1,000円程度 | 情報サイト |
たった1,500円で何が変わる?
投資額:
.com ドメイン:年間1,500円
月額:125円
缶コーヒー1本分です。
得られるもの:
- 会社の信頼が上がる
- 取引先に選ばれやすくなる
- 情報弱者に見られなくなる
- 社員のプライドが上がる
- まともな営業メールが来る
たった1,500円で、これだけ変わります。
実際の比較
ケース1: 建設会社
Before(無料ドメイン):
会社名:株式会社田中建設
ホームページ:https://tanaka-kensetsu.xsrv.jp
取引先の反応:
- 「大丈夫かな…」
- 「ちゃんとした会社?」
- 「見積もりは他の会社にも依頼しよう」
After(有料ドメイン):
会社名:株式会社田中建設
ホームページ:https://tanaka-kensetsu.co.jp
取引先の反応:
- 「ちゃんとした会社だな」
- 「信頼できそう」
- 「ここに依頼しよう」
結果:
- 受注率が上がった
- まともな案件が増えた
- 年間1,500円の投資で、売上が変わった
ケース2: デザイン会社
Before(無料ドメイン):
会社名:デザインスタジオABC
ホームページ:https://design-abc.sakura.ne.jp
社員の声:
- 「デザイン会社なのに、ドメインがダサい…」
- 「クライアントに見せるの恥ずかしい」
- 「早く辞めたい」
After(有料ドメイン):
会社名:デザインスタジオABC
ホームページ:https://design-abc.com
社員の声:
- 「ドメインもかっこよくなった!」
- 「クライアントに自信を持って見せられる」
- 「この会社で働けて誇らしい」
結果:
- 社員の離職率が下がった
- 求人に良い人材が集まるようになった
よくある勘違い
勘違い1: 「うちは中小企業だから無料でいい」
いいえ、逆です。
- 大企業は信頼があるから、ドメインが多少ダサくても問題ない
- 中小企業は信頼がないから、ドメインで信頼を補う必要がある
中小企業こそ、有料ドメインが必要です。
勘違い2: 「お客さんはドメインなんて気にしない」
気にします。
あなたも無意識に判断しています:
https://amazon.co.jp → 信頼できる
https://amazon.xsrv.jp → なんか怪しい
お客さんも同じように見ています。
勘違い3: 「後で変えればいい」
後で変えるのは大変です。
名刺を全部刷り直し
旧ドメイン:https://company.xsrv.jp
新ドメイン:https://company.co.jp
名刺1,000枚:10,000円
SEOがリセットされる
旧ドメインで頑張って検索順位を上げた
→ ドメイン変更でリセット
→ また1から
お客さんが迷う
「あれ、ホームページが見つからない…」
「ドメイン変わったの?」
最初から有料ドメインにすべきです。
有料ドメインの取得方法
ステップ1: ドメインを決める
おすすめのドメイン:
1. 会社名を使う
会社名:株式会社ABC商事
ドメイン:abc-shoji.co.jp
2. サービス名を使う
サービス名:リフォーム王
ドメイン:reform-king.com
3. 業種を入れる
会社名:田中工務店
ドメイン:tanaka-koumuten.jp
ステップ2: ドメインを取得
取得方法:
方法1: レンタルサーバー会社で取得
- Xserver、さくらインターネット、ConoHa WINGなど
- サーバーと一緒に管理できる
- 設定が簡単
方法2: ドメイン専門会社で取得
- お名前.com、ムームードメインなど
- 種類が豊富
- 価格が安い
初心者はレンタルサーバー会社での取得がおすすめ。
ステップ3: ドメインを設定
手順:
- サーバー管理画面にログイン
- 「ドメイン設定」をクリック
- 取得したドメインを追加
- SSL設定(無料)を有効化
- WordPressをインストール
所要時間: 30分程度
有料ドメインのメリットまとめ
メリット1: 信頼が上がる
無料ドメイン:https://company.xsrv.jp
→ 「なんか不安…」
有料ドメイン:https://company.co.jp
→ 「ちゃんとした会社だ」
メリット2: 取引先に選ばれやすい
比較されたときに不利にならない
メリット3: 情報弱者に見られない
変な営業メールが減る
まともな案件が増える
メリット4: 社員が誇りを持てる
「うちの会社のホームページ、見て!」
と自慢できる
メリット5: 会社のブランドイメージが上がる
本社の場所とホームページは会社の顔
しょぼいと会社全体がしょぼく見える
よくある質問
Q1: 無料ドメインのままでも問題ない会社ってある? A: 個人の趣味サイトなら問題ない。ビジネスなら有料ドメイン必須。
Q2: .com
と .co.jp
どっちがいい? A: 株式会社なら .co.jp
が信頼度高い。それ以外なら .com
で十分。
Q3: ドメイン取得後、すぐに使える? A: 設定後、数時間〜24時間で反映される。
Q4: ドメインは毎年更新が必要? A: はい。更新を忘れるとドメインが失効するので、自動更新設定を推奨。
Q5: 途中でドメインを変更できる? A: できるが、大変。最初から有料ドメインにすべき。
トラブルシューティング
問題1: 希望のドメインが取得できない
原因:
- すでに誰かが取得している
対処法:
- 少し名前を変える(
-inc
、-jp
、-group
など追加) - 別のドメイン種類を試す(
.com
→.jp
など) - 中古ドメインを購入(高額)
問題2: ドメイン設定がわからない
対処法:
- レンタルサーバー会社のマニュアルを見る
- サポートに問い合わせる
- 設定代行サービスを利用(有料)
問題3: ドメイン更新を忘れて失効した
対処法:
- 復旧期間内(30日程度)なら復旧可能(高額)
- 復旧期間を過ぎたら、再取得(他人に取られている可能性)
- 自動更新設定を必ずONに
まとめ:年間1,500円で会社が変わる
無料ドメインのデメリット
❌ 取引先に不利 ❌ 情報弱者に見られる ❌ 社員が自慢できない ❌ 会社のイメージが悪い
有料ドメインのメリット
✅ 信頼が上がる ✅ 取引先に選ばれやすい ✅ 情報弱者に見られない ✅ 社員が誇りを持てる ✅ 会社のブランドイメージが上がる
コスト
年間1,500円(月額125円)
缶コーヒー1本分
これで会社の信頼が変わります。
結論
有料ドメインは、年間1,500円の最高の投資です。
無料で済ませたい気持ち、わかります。 でも、それが逆効果になっています。
取引先に選ばれたいですか? 社員に誇りを持って働いてほしいですか? 会社のブランドイメージを上げたいですか?
なら、今すぐ有料ドメインに変えてください。
たった1,500円で、あなたの会社が変わります。
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