以下はその一例です:
find . | sed 's|[^/]*/|---|g'
このコマンドは以下のように動作します:
find .
: 現在のディレクトリおよびサブディレクトリ内の全ファイルとディレクトリをリストします。|
: パイプラインを使用して、find
コマンドの出力をsed
コマンドに渡します。sed 's|[^/]*/|---|g'
:sed
コマンドはストリームエディタで、ここではパイプ|
を区切り文字として使用し、ディレクトリの各レベルを---
で置き換えてインデントのような表示を作り出します。
このコマンドは、tree
コマンドのように洗練された出力ではありませんが、ディレクトリ構造を階層的に視覚化するのに役立ちます。
実際に上記のコマンドを実行した際の出力例は次のようになります。ここでは、各ディレクトリとサブディレクトリ、ファイルが階層構造で表示されています。---
は各階層を示しています。
.
---dir1
------file1.txt
------file2.txt
------subdir1
---------subfile1.txt
---dir2
------file3.txt
---dir3
------subdir2
---------subfile2.txt
この例では、ルートディレクトリ(.
)に dir1
、dir2
、dir3
というディレクトリがあり、それぞれのディレクトリ内にファイルやさらにサブディレクトリが存在していることが示されています。各階層が ---
によって視覚的に区別されているのがわかります。
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