ドメインの期限が切れました。どうすればいいですか?

Q: ドメインの期限が切れました。サイトが表示されません。どうすればいいですか?
A: すぐにドメイン会社に連絡して更新手続きをします。30日以内なら復旧できます。
まず、例え話で説明します
ドメインの期限切れは、運転免許証の更新忘れと同じです。
免許証の期限切れ:
- 更新を忘れる
- 車を運転できなくなる
- すぐに更新すれば復活(猶予期間あり)
- 放置すると再取得が必要
ドメインの期限切れ:
- 更新を忘れる
- サイトが表示されなくなる
- すぐに更新すれば復活(猶予期間30日)
- 放置すると再取得が必要
ドメイン期限切れで起こること
すぐに起こること(期限切れ当日)
サイトが表示されない:
- トップページにアクセスできない
- 404エラーまたは「ドメインが見つかりません」
メールが届かない:
- 会社のメールアドレスが使えない
- 送信エラーになる
ビジネスへの影響:
- お客様が問い合わせできない
- 信頼を失う
時間が経つと起こること(30日後)
ドメインが削除される:
- 他人が取得できるようになる
- 同じドメインが使えなくなる可能性
参考データ:
- 猶予期間:30日(ドメイン会社による)
- 猶予期間後の復旧費用:5万円〜10万円
- 復旧できない可能性:50%
ドメイン期限切れの復旧方法
ステップ1:ドメイン会社に連絡(すぐに)
連絡先:
- お名前.com:0120-XXX-XXX
- ムームードメイン:サポートページから問い合わせ
- エックスサーバー:サポートページから問い合わせ
伝えること: 「ドメインの期限が切れました。更新手続きをお願いします」
所要時間: 10分 難易度: 簡単
ステップ2:更新手続きと支払い
手順:
- ドメイン会社の管理画面にログイン
- 「更新」または「自動更新設定」を選択
- 支払い方法を入力(クレジットカード推奨)
- 更新料を支払う
更新料:
- .com:年1,500円〜2,000円
- .net:年1,500円〜2,000円
- .jp:年3,000円〜4,000円
所要時間: 10分 難易度: 簡単
ステップ3:反映を待つ
更新後の反映時間:
- 通常:数時間〜24時間
- 最大:48時間
確認方法: サイトのURLにアクセスして、表示されるか確認。
所要時間: 待ち時間のみ 難易度: 簡単
猶予期間を過ぎた場合
30日以内の場合:復旧可能
手順:
- ドメイン会社に連絡
- 復旧手続き(プレミアム復旧サービス)
- 追加料金を支払う
追加料金:
- 5,000円〜10,000円
所要時間: 1週間〜2週間 難易度: 普通
30日以上経過した場合:復旧困難
状況: ドメインが完全に削除される。他人が取得できる状態。
対策1:同じドメインを再取得
- 他人がまだ取得していなければ、再取得できる
- 料金:通常の取得料金(年1,000円〜4,000円)
対策2:別のドメインを取得
- 同じドメインが取得できない場合
- 例:example.com → example.net
所要時間: 数日〜数週間 難易度: やや難しい
ドメイン期限切れを防ぐ方法
方法1:自動更新を設定
やること:
- ドメイン会社の管理画面にログイン
- 「自動更新設定」を有効にする
- クレジットカード情報を登録
メリット:
- 更新を忘れない
- 自動で支払いが完了
所要時間: 5分 難易度: 簡単
方法2:有効期限をカレンダーに登録
やること:
- ドメインの有効期限を確認
- Googleカレンダーなどに登録
- 期限の1ヶ月前にリマインダー設定
所要時間: 3分 難易度: 簡単
方法3:複数年契約
やること:
- ドメインを2年または3年で契約
- 更新の頻度を減らす
メリット:
- 更新忘れのリスクが減る
- まとめて支払いで割安になることも
料金例:
- 1年契約:年2,000円
- 3年契約:5,400円(年1,800円相当)
所要時間: 5分 難易度: 簡単
方法4:メール通知を確認
ドメイン会社からの通知:
- 期限の30日前
- 期限の7日前
- 期限当日
やること: これらのメールを見逃さないようにする。
対策:
- 重要フォルダに振り分け
- スマホの通知をオン
よくある質問
Q1: ドメインの有効期限はどこで確認できますか?
A: ドメイン会社の管理画面で確認できます。
手順:
- ドメイン会社の管理画面にログイン
- 「ドメイン一覧」または「契約情報」を開く
- 有効期限を確認
所要時間: 1分 難易度: 簡単
Q2: 期限が切れたらデータも消えますか?
A: ドメインだけが使えなくなります。サーバーのデータは残ります。
消えないもの:
- WordPressのファイル
- データベース
- 画像や記事
消えるもの:
- ドメイン(30日以上放置した場合)
Q3: ドメインを複数持っていますが、まとめて更新できますか?
A: できます。管理画面から一括更新できます。
手順:
- ドメイン会社の管理画面にログイン
- 「ドメイン一覧」を開く
- 更新するドメインにチェック
- 「一括更新」をクリック
所要時間: 5分 難易度: 簡単
良い例・悪い例
❌ 悪い例
ドメイン更新のメールを無視
→ 期限切れ
→ サイトが表示されない
→ 45日後に気づく
→ ドメインが削除済み
→ 同じドメインが取得できない
→ 新しいドメインで再構築
✅ 良い例
自動更新を設定
→ 期限前に自動で更新
→ サイトが停止しない
→ 手間なし、安心
まとめ
結論:期限が切れたらすぐにドメイン会社に連絡して更新します。30日以内なら復旧できます。
復旧手順:
- ドメイン会社に連絡(すぐに)
- 更新手続きと支払い
- 反映を待つ(数時間〜24時間)
期限切れを防ぐ方法:
- 自動更新を設定(推奨)
- 有効期限をカレンダーに登録
- 複数年契約
- メール通知を確認
最初の一歩: まずは今日、ドメイン会社の管理画面にログインして、自動更新を有効にしましょう。クレジットカード情報を登録すれば、今後は自動で更新されます。これだけで、ドメイン期限切れのリスクがゼロになります。
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