サーチコンソールの通知を止めたいです

Q: Google Search Consoleから毎日メールが来てうるさいです。止められますか?
A: 止められます。ただし、重要な通知(セキュリティ、ペナルティ)は残すべきです。
まず、例え話で説明します
Search Consoleの通知は、車の警告灯のようなものです。
車の警告灯:
- エンジン警告灯:重要(すぐ対処)
- シートベルト警告灯:重要(着用すべき)
- ライト消し忘れ警告:軽微(確認すればOK)
Search Consoleの通知:
- セキュリティ警告:重要(マルウェア感染など)
- ペナルティ通知:重要(検索順位が下がる)
- パフォーマンス通知:軽微(アクセス数の変動)
すべてを止めるのではなく、重要なものだけ残すのが正解です。
Search Consoleの通知の種類
重要度:高(絶対に残すべき)
1. セキュリティの問題
- マルウェア検出
- サイト改ざん
- フィッシング詐欺
影響: 放置すると、サイトが検索結果から削除されます。
2. 手動による対策(ペナルティ)
- スパム行為の警告
- 不自然なリンク
- 著作権侵害
影響: 検索順位が大幅に下がります。
重要度:中(できれば残す)
3. カバレッジの問題
- インデックス登録の問題
- クロールエラー
- サイトマップの問題
影響: 新しいページが検索結果に表示されない可能性があります。
4. モバイルユーザビリティの問題
- スマホ表示の問題
- ボタンが小さすぎる
- 文字が小さすぎる
影響: モバイル検索順位が下がります。
重要度:低(止めてもOK)
5. パフォーマンス通知
- アクセス数の変動
- クリック数の変動
影響: ほぼなし。定期的に自分で確認すればOK。
6. リンク通知
- 新しい被リンク
- リンク数の変動
影響: ほぼなし。
通知設定の変更方法
ステップ1:Search Consoleにログイン
- https://search.google.com/search-console にアクセス
- Googleアカウントでログイン
- 対象のサイトを選択
所要時間: 1分 難易度: 簡単
ステップ2:設定を開く
- 左メニューの「設定」をクリック
- 「ユーザーと権限」を選択
- 自分のメールアドレスの横にある「…」をクリック
- 「プロパティのオーナーを管理」をクリック
所要時間: 1分 難易度: 簡単
ステップ3:メール通知設定を変更
- 「メール通知」セクションを探す
- 受け取りたい通知にチェック
- 受け取りたくない通知のチェックを外す
推奨設定:
✅ セキュリティの問題
✅ 手動による対策
✅ カバレッジの問題
❌ パフォーマンス通知
❌ リンク通知
所要時間: 2分 難易度: 簡単
ステップ4:変更を保存
「保存」ボタンをクリック。
所要時間: 1分 難易度: 簡単
通知を完全に止める方法(非推奨)
方法1:メール通知を全てオフ
手順: すべての通知のチェックを外して保存。
デメリット:
- セキュリティ問題に気づかない
- ペナルティを受けても知らない
- 検索順位が下がっても気づかない
おすすめしません。
方法2:Search Consoleから自分を削除
手順:
- 「ユーザーと権限」を開く
- 自分のメールアドレスを削除
デメリット:
- Search Consoleが使えなくなる
- SEOの問題を把握できなくなる
おすすめしません。
通知を整理する方法
方法1:メールフィルタで振り分け
Gmailの場合:
- Search Consoleからのメールを開く
- 「その他」→「メールの自動振り分け設定」
- ラベルを作成(例:「Search Console」)
- 受信トレイをスキップ(アーカイブ)
メリット:
- 受信トレイがすっきり
- 重要なメールは残る
- 必要な時に確認できる
所要時間: 5分 難易度: 簡単
方法2:専用のメールアドレスを使う
やること:
- Search Console専用のメールアドレスを作成
- Search Consoleのユーザーを追加
- 通知を専用アドレスに送信
メリット:
- 個人のメールと分離
- 必要な時だけ確認
所要時間: 10分 難易度: 普通
通知が来た時の対処法
セキュリティの問題の通知が来た場合
やること:
- すぐにSearch Consoleで詳細を確認
- サイトを一時的に閉鎖
- マルウェアを駆除
- Googleに審査リクエスト
所要時間: 1時間〜数日 難易度: 普通〜難しい
手動による対策の通知が来た場合
やること:
- Search Consoleで違反内容を確認
- 問題を修正(スパムリンクの削除など)
- Googleに再審査リクエスト
所要時間: 数時間〜数週間 難易度: 普通〜難しい
カバレッジの問題の通知が来た場合
やること:
- Search Consoleでエラー詳細を確認
- エラーを修正(404エラー、リダイレクトなど)
- 修正を確認
所要時間: 30分〜2時間 難易度: 普通
よくある質問
Q1: 通知を止めたら、SEOに影響しますか?
A: 通知を止めても、SEOに直接の影響はありません。
ただし、問題に気づかないリスクがあります。
Q2: 通知が来なくなりました。なぜですか?
A: 考えられる原因:
- メール通知設定がオフになっている
- メールアドレスが間違っている
- 迷惑メールフォルダに入っている
確認方法: Search Consoleの設定を確認してください。
Q3: 通知は誰に届きますか?
A: Search Consoleに登録されているすべてのユーザーに届きます。
複数人で管理している場合は、全員に届きます。
良い例・悪い例
❌ 悪い例
Search Consoleの通知が面倒
すべての通知をオフ
→ マルウェア感染に気づかない
→ 検索結果から削除される
→ アクセス数が0になる
✅ 良い例
重要な通知だけ残す
セキュリティとペナルティの通知:ON
パフォーマンス通知:OFF
→ 重要な問題にすぐ気づく
→ 不要なメールは来ない
→ 受信トレイがすっきり
まとめ
結論:通知は止められます。ただし、重要な通知(セキュリティ、ペナルティ)は残すべきです。
推奨設定:
- セキュリティの問題:✅ ON
- 手動による対策:✅ ON
- カバレッジの問題:✅ ON
- パフォーマンス通知:❌ OFF
- リンク通知:❌ OFF
通知を整理する方法:
- メールフィルタで振り分け
- 専用のメールアドレスを使う
最初の一歩: まずはSearch Consoleにログインして、メール通知設定を確認しましょう。不要な通知(パフォーマンス、リンク)をオフにして、重要な通知(セキュリティ、ペナルティ)だけ残してください。これだけで、受信トレイがすっきりします。
次に読むべき記事:
サーバー管理のプロだけど質問ある? いまさら聞けない質問の答えがここにある|svadmin.net